内容説明
日韓W杯共催は、双方の社会の何を映し出し、何を残したのか。余韻さめやらぬ2002年FIFAワールドカップの遺産に、身体文化、メディア、時空間の政治学などの視点から、日韓の社会学者たちが挑戦する。
目次
第1部 W杯空間の地政学(ワールドカップと都市の文化/政治;ローカルなものの回復とコスモポリタンな経験―2002年W杯と大分;笑う男、もしくはガルガンチュアとヘラクレス―2002年W杯にみる男らしさ)
第2部 W杯のリアリティ・バーチャル・ヘリティジ(漂白されたナショナリズム―ジャパニーズ・フーリガンの誕生;「フーリガン」という幻―メディアが生み出したもうひとつのW杯;ワールドカップが日本のサッカーに残したもの)
第3部 W杯言説、身体のメモリー(ワールドカップとナショナリズム―韓国と日本の言論の比較から;国旗ファッションを巡る集合的記憶の再構築;スポーツとリズム―2002年W杯にみるル・ブルーとセレソン)
著者等紹介
黄順姫[ファンスンヒー]
1958年、韓国生まれ。現在、筑波大学社会科学系助教授。研究分野は教育社会学、スポーツ社会学、文化社会学
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感想・レビュー
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