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近代アジアと台湾―台湾茶業の歴史的展開

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790710202
  • NDC分類 619.8
  • Cコード C3322

内容説明

日本の植民地下にありながら、戦後の台湾人の経済活動を彷彿とさせる、能動的な対外経済活動を展開させた「茶商」を通して近代台湾を考察する。

目次

第1章 アジアの中の台湾―茶業の勃興(台湾と「外」との関係;台湾茶業の成立 ほか)
第2章 近代台湾の対外経済関係―日本時代における包種茶業の発展(日本の台湾領有と茶業;包種茶と東南アジア ほか)
第3章 茶業を巡る官民の対応(統治者側の茶業関与;茶商の団結と業界再編 ほか)
第4章 包種茶輸出の拡大と茶商―一九三〇年代後半から四〇年代前半の茶貿易(生産者と総督府の協力体制;日中戦争の勃発 ほか)
第5章 台湾茶業の歴史的意義(茶業における官民の関係―「疎遠」から「緊密」へ;台湾人の国際貿易の経験)

著者等紹介

河原林直人[カワラバヤシナオト]
1970年生まれ。京都府出身。博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金宗泰

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詳細なデータは年度別の台湾からの茶葉輸出量くらいで、本の見た目とは裏話にかなり読みやすくわかりやすい内容だった。清末から日本統治時代の間の台湾茶業の概要書いた本ってあんまりなかったので新鮮。台湾茶の輸出経路、海外華僑とうまく付き合って市場開拓したり、日本国籍となったことをうまく利用して中国市場開拓試みたりと、台湾人の生きるための選択と強さに拍手。2022/05/08

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