内容説明
方法、意味、交換、支配、貨幣、芸術、都市、そして『資本論』等。ジンメルの語りを現代へのメッセージとして読み解く。これまでの解釈を一新し、現代に通用する社会学理論として再評価する。
目次
序章 ジンメルに学ぶ
第1章 方法論
第2章 意味論
第3章 交換論
第4章 支配論
第5章 貨幣論
第6章 芸術論
第7章 都市論
第8章 ジンメル社会学の特徴
付論 『資本論』貨幣生成論の形式社会学的解釈
著者等紹介
早川洋行[ハヤカワヒロユキ]
1960年静岡市に生まれる。1984年横浜市立大学文理学部文科社会学専攻卒業。1991年中央大学大学院文学研究科博士後期課程社会学専攻満期退学。2001年名古屋大学より博士(社会学)取得。現在、滋賀大学教育学部助教授
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感想・レビュー
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ふにゃ
1
ジンメル社会学を体系的に読み解く。/第6章「芸術論」が好き。自分自身も、20世紀ジンメルの「調和の美」に賛同する。私自身も、この点は芸術から学んだ。芸術と社会学との相互作用。/資本論についての付論は、マルクスの資本論の参考書になっていると思う。2013/06/22
rymuka
1
p.58の要約。ジンメルは,人同士の相互作用のほとんどすべては,「あらゆる会話,あらゆる愛,あらゆる遊戯,あらゆる見つめ合い」といったものまでも,交換であると解釈する。~http://rymuka.blog136.fc2.com/blog-entry-8.html