内容説明
人の好奇心や探究心には際限がない。好奇心や探究心によって得られた知識や経験を、理論や実験によって客観化し、体系化するところに学問が生まれる。学問は貪欲である。自然のあらゆる営みが自然科学として学問の対象となるように、人のさまざまな営為も例外なく学問の対象でありうる。文化に関してさまざまな考えをめぐらせながら、文化を客観的かつ体系的に分析し研究する方策を模索する。
目次
1 文化とは何か
2 さまざまな文化的事象
3 文化の価値的側面
4 日本人の文化的特性
5 国際社会と文化
6 国際社会におけるさまざまな文化関係
7 文化政策
著者等紹介
相良憲昭[サガラノリアキ]
東京大学文学部仏語仏文学科卒業。パリ大学文学部留学を経て文部省に入省。ユネスコ事務局に派遣され、アジア・太平洋地域教育事務所(バンコク)庶務室長、パリ本部社会科学局総務課長などを歴任。その後、埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、国立教育研究所企画調整官、国連大学事務局長、同大学学長補佐、パリ国際大学都市日本館館長などを経て、2001年1月から京都ノートルダム女子大学副学長。2002年4月から同大学大学院人間文化研究科長。専攻は国際理解教育、文化論
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