内容説明
17世紀から19世紀末の西アフリカ。打ち続く戦乱のなかで、ヨーロッパ世界システムとの連携を深めつつ独自の商業網を作り上げたマンデの商人の歴史的役割を、イスラーム史、アフリカ史、社会人類学という3つのアプローチを駆使して明らかにする。
目次
概観(マンデ世界と交易に従事する商業民;「西スーダン」から「西アフリカ」へ)
第1部 ムスリム商業民の歴史像(ムスリム商業民の共同体―商業と学問のネットワーク;ネットワークとムスリム商業民の社会的存在様式;マンデ世界におけるムスリムと非ムスリムの分節化)
第2部 商業民のイスラームの歴史的展開(政治と宗教のイスラーム的メタファー―ジャカンケの平和主義的伝統;イスラーム的呪術と学者の宗教的実践;奴隷制とムスリム商業民の社会)
第3部 マルカ・ムスリムの伝統と改革(マルカ商業都市のイスラーム改革;アルファ・ボアリ・カラベンタとジャのイスラーム改革)
著者等紹介
坂井信三[サカイシンゾウ]
1951年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得。博士(社会人類学)。現在、南山大学人文学部教授
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