内容説明
中世、バロック時代に始まり、二度の世界大戦をへて現代に至るまで、ドイツ語圏で活躍した個性豊かな詩人たちの多彩かつ強烈な詩業を鮮やかに描き出す。
目次
中世のミンネザングと宮廷叙事詩
バロックの花園―理想の景観
詩性のありどころ―ヨーハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
不可能な讃歌―ヘルダーリーン
変容の力―アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ
生の全体性―ハインリヒ・ハイネ
不安の克服を使命として―さすらいの詩人リルケ
世紀末ウィーンの夢と象徴―フーゴー・フォン・ホフマンスタール
近代の終焉―表現主義の抒情詩
滅亡する世界との対峙―ゲオルク・トラークル
自然抒情詩の系譜―レルケからボブロフスキーへ
表現主義から戦後抒情詩へ―ゴットフリート・ベンと、その復活劇
言葉の限界―アイヒとバッハマンの場合
第二次大戦後の実験詩―ハイセンビュッテルと詩の革新
アウシュヴィッツ後の詩の可能性―パウル・ツェラーン
現代―一九七〇年以降の抒情詩
著者等紹介
内藤道雄[ナイトウミチオ]
1934年姫路市に生まれる。1960年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都外国語大学教授、京都大学名誉教授
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