内容説明
きわめて短期間に西欧や日本との接触、植民地化、近代国家としての出発を経験したパラオ。人々の多様な語りをもとに、ナショナリズム、ジェンダー、権力、移民、そして知識と政治について考える。
目次
第1章 政治空間としての島嶼
第2章 パラオ社会の構成
第3章 声の政治空間
第4章 ジェンダーと力
第5章 埋葬の政治学
第6章 「移動」することの意味
第7章 「合意の政治」の終焉
第8章 政治空間の変容
著者等紹介
遠藤央[エンドウヒサシ]
1957年新潟生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程(社会人類学専攻)単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、鳥取大学教育学部講師、助教授を経て、現在、京都文教大学人間学部文化人類学科、同大学院文化人類学研究科教授。博士(社会人類学)
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