内容説明
日本発、都市人類学からの挑戦。アフリカ大陸を広く深く踏査してきた日本の人類学者が、お決まりの「未開」イメージを覆し、伝統文化の創造性と現代都市のダイナミズムを鮮やかに描く。
目次
1 アフリカ伝統都市のダイナミズム(国民社会のなかのアフリカ伝統都市―現代ネットワークのなかのバムン伝統都市性;サハラ南縁のイスラーム都市;森林の非都市的集落;インド洋沿岸のスワヒリ都市 ほか)
2 現代アフリカ都市の生活世界(現代アフリカ都市社会論序説;ストリートは文化の揺り篭―アビジャンにおけるストリート文化の生成;現代都市とポピュラー・ミュージック;ポストアパルトヘイト時代における都市のコーサ社会―ケープタウンのスクウォッター・キャンプから ほか)
著者等紹介
嶋田義仁[シマダヨシヒト]
名古屋大学大学院文学研究科教授。1949年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科に進む。同文学博士。フランス社会科学高等研究院に留学、同民族学博士
松田素二[マツダモトジ]
京都大学大学院文学研究科助教授。1955年生まれ。京都大学文学部卒業、ナイロビ大学大学院修士課程修了。文学博士
和崎春日[ワザキハルカ]
名古屋大学大学院文学研究科教授。1949年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士
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