内容説明
新時代の思想的導火線。今よみがえるジンメル。個人主義、貧者、売春、都市、貨幣、宗教―読み解かれる生の機微と可能性。
目次
1 個人と社会のジンメル的構成(ジンメルにおける個人と社会;支配と多数決における個人と社会;社会主義そのジンメル的語り方 ほか)
2 現代という時代の陰翳(貧者の権利とスティグマ;大企業社会の組織と信頼;「社会圏」としての家族が意味するもの ほか)
3 21世紀へのメッセージ(「学校教育論」の新時代;堕落する「世俗の神」=貨幣;ジンメルの宗教観―21世紀における魂の救済)
著者等紹介
居安正[イヤスタダシ]
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学名誉教授、龍谷大学非常勤講師
副田義也[ソエダヨシヤ]
東京大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、金城学院大学特任教授、筑波大学名誉教授
岩崎信彦[イワサキノブヒコ]
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学文学部教授
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