Sekaishiso seminar
古代の幻―日本近代文学の“奈良”

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790708735
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1391

内容説明

文化遺産を世界的視野から読み直すことで、奈良は近代観光都市としての道を歩み始めた。だが太平洋戦争では、日本主義の根拠としての役割を担わされる。19世紀後半~20世紀前半の、奈良への錯綜する「視線」を通して、日本近代の姿を浮き彫りにする。

目次

1 シンポジウム―古代という幻の装置(鉄道網の整備と紀行文学;近代観光都市と古都巡礼;15年戦争下の日本回帰)
2 日本近代文学の“奈良”(会津八一―奈良の歌びと;志賀直哉―私が奈良に住んでゐた頃 ほか)
3 奈良を舞台にした作品―50の窓(19世紀末の奈良―近代観光都市黎明;1900年代の奈良―価値の発見と環境整備 ほか)
4 資料編(年表・奈良と近代文学―1868年~1945年;市町村別・対象別主要作品目録)

著者等紹介

浅田隆[アサダタカシ]
1943年生まれ。現在、奈良大学教授

和田博文[ワダヒロフミ]
1954年生まれ。現在、奈良大学教授
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