内容説明
WESTERN IMPACTの諸相。ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見による東西交易の開始は、その後のアジア・アフリカ史に大きな影響を与えた。「西欧の衝撃」の実像を読み解く。
目次
第1章 インド洋貿易圏におけるポルトガルの活動とその影響
第2章 オランダ東インド会社と本国の造船業
第3章 キャラバン貿易からスエズ運河へ―資金調達と累積債務が変えた東西交易
第4章 アフリカにおける鉄道建設―文明の受容と拒否
第5章 ガンディーの思想形成と近代西欧―菜食主義思想よりインド開放の思想へ
著者等紹介
生田滋[イクタシゲル]
現在、大東文化大学国際関係学部教授。主要業績にトメ・ピレス著『東方諸国記』(共訳注、岩波書店、1966年)、M・N・ピアスン『ポルトガルとインド―中世グジャラートの商人と支配者―』(岩波書店、1984年)、『大航海時代とモルッカ諸島』(中公新書、1998年)、など
岡倉登志[オカクラタカシ]
1945年生まれ。現在、大東文化大学文学部教授。主要業績に、『二つの黒人帝国』(東京大学出版会、1987年)、『アフリカ史を学ぶ人のために』(編著、世界思想社、1996年)、『エチオピアの歴史』(明石書店、1999年)など
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