Sekaishiso seminar<br> 社会問題の社会学―構築主義アプローチの新展開

Sekaishiso seminar
社会問題の社会学―構築主義アプローチの新展開

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790707509
  • NDC分類 361
  • Cコード C3336

内容説明

社会学はなにを調べ、なにを探索するのか―構築主義アプローチという新しい手法を、事例研究を交えてわかりやすく紹介する。

目次

第1章 社会問題とは何か―構築主義アプローチへの招待
第2章 社会問題の研究と公式統計
第3章 追放運動から論争へ―「有害マンガ」をめぐる問題活動の展開過程
第4章 「有害マンガ」問題とレトリック分析
第5章 社会構築主義と感情の社会学
第6章 「プライバシー侵害の疑いがあるとされる作品」の構築―公立美術館が購入した連作版画の定義をめぐるポリティクス
第7章 トラブルのエスノグラフィーと社会問題のワーク―社会問題の構築主義的研究の回顧と展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

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初めて読んだ構築主義の本だったので、かくも複雑な認識論議だったとは。構築主義が解釈だけを対象としていて、実際と遊離しているという点が重大な構築主義批判であるようです。確かに構築主義には実際のありようは変化していないと勝手に決めつけたりする要素がありますが、どんなに実証を極めても前提なくすべての変数を想定することはあり得ず、解釈に基づかない尺度は考えられません。つまり、実証主義も次元の違う構築主義とは考えられないのでしょうか。構築主義と実証主義が全く違うものだという考えは本質主義に他ならない気がしました。2016/07/19

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