オセアニア・オリエンタリズム

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オセアニア・オリエンタリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790707424
  • NDC分類 270
  • Cコード C3039

内容説明

西洋がみずからを映し出す絶好の鏡となった、隔離されたミクロ・コスモスとしての島嶼群。オセアニアにおけるオリエンタリズム形成の歴史と現在を考察する、気鋭の執筆陣による画期的な論考集。

目次

オセアニア・オリエンタリズム
第1部 オセアニア像の構築(美しきものと呪われたるもの―植民地文化における太平洋の構築;南海の失楽園―西欧近代におけるタヒチへのまなざし)
第2部 植民地主義的言説の過去と現在(表象のたたかい―ミクロネシア、パラオをめぐるオリエンタリズム;西からの視線、南からの視線―オセアニアに見られるオリエンタリズム;ニューギニア「食人族」の過去と現在)
第3部 オリエンタリズム批判への警鐘(非核・独立太平洋運動からみる「太平洋アイデンティティ」;政治の限界;ユートピアの海)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

★★★★★

3
オセアニア地域におけるオリエンタリズムをめぐる論集。日本人にとって、「未開」や「楽園」のイメージをもっともかき立てられるのは、オセアニアだと思うんですよね。収録されているのは全部で9編、いずれも刺激的かつ興味深いものでした。食人慣行の存在を否定する西洋社会のロジックにこそ潜むオリエンタリズムを痛烈な皮肉とともに暴きだした、6章の栗田論文が特に印象に残りました。2011/02/27

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