内容説明
都市・消費・情報を基本軸に映画、音楽、文学、ジャーナリズム、旅行、恋愛、ファッション、スポーツなど、多様な側面から時代のドラマを照らし出す。定評ある「現代文化論」の新版。
目次
1 現代文化のとらえ方(現代文化のとらえ方―都市・消費・情報;都市文化としての現代文化;消費文化としての現代文化 ほか)
2 シンボルの世界(ジャーナリズムのまなざし―客観報道と好奇心;映像化社会の成立と映画の変容;文学の現在をどうとらえるか ほか)
3 日常の文化(旅行文化の発展―人類史的視点から;「私らしさ」の神話―ファッションという制度;スポーツと日常生活にみる滑走感覚 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
4
大学教養課程の教科書であると思いますが、私のように社会学という分野があまりわからない人間にとってはこのような本は非常にわかりやすく理解を助けるものとなっていると感じました。出版年が20年前と古い感じがありますが、文化を様々な視点から分析しています。最後にキーワードが掲載されているのも助けになります。2013/08/28
いせやん
2
教養科目の教科書。名著でした。社会学の主だったテーマについて、各分野の専門家がそれぞれに解説する方式なのだけれど、テーマの構成と、各章段の内容が秀逸。少し古い本でネット関係の記述が全くないのが唯一の欠点だけれど、それをのぞけば、社会学的な視点が気になったときにさっと開いて事典的に使うこともできそう。2012/12/12