内容説明
19世紀後半に幕を開けた日本の詩は、一世紀を越える舞台を作り出してきた。海外から押し寄せる新しい思潮、日本語表現の水脈、近代化とその矛盾。それらが交錯する網目を歩んできた、詩人たちの足跡を明らかにする。
目次
一世紀を越えた日本の詩史
西欧の形式と日本の言葉
叙事から叙情へ
象徴詩の衝撃
文語定型詩から口語自由詩へ
大正時代のヒューマニズム
象徴詩の展開
感情詩派のポエジー
民衆詩派とその周縁
アヴァンギャルドの実験〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
endormeuse
1
日本詩史を見通せる著作は本書を除いて見当たらないし、内容もわかりやすい。2020/08/16
工藤 杳
1
このシリーズはとても便利。日本の近現代詩の通史、有益。2016/11/27
二階堂
0
日本詩史を実際に例を見ながらサラッと学べる。詩を読むのがちょっと苦手という人はもしかしたら詩史や派閥、表現方法の当時の傾向などを学んでから読むと面白く読めるかもしれないなとふと思った。2017/01/08
0
第6章~第10章精読。2016/05/12
はやー
0
すごい面白かった。詩ってほとんど読んだことなかったけど、色々読んでみたくなる。2018/11/29