内容説明
本書は、これまで唄い継がれてきた童謡をとり上げて、その内容の解釈、表現の吟味、成立の背景などについて、主に歌詞を中心に解説を加えたもの。特に歌詞の解釈に関しては、著者なりの発見をいくつか織り込んでいる。時期を大正期から昭和前期までに限定して、代表的な作品にしぼって扱っている。
目次
雨(北原白秋)
赤い鳥小鳥(北原白秋)
かなりや(西条八十)
背くらべ(海野厚)
靴が鳴る(清水かつら)
あわて床屋(北原白秋)
金魚の昼寝(鹿島鳴秋)
浜千鳥(鹿島鳴秋)
四丁目の犬(野口雨情)
叱られて(清水かつら)〔ほか〕