内容説明
東南アジア軍政下の作家群像。「大東亜共栄圏」「南進」政策のもと、東南アジア占領地入りした文学者たちは、作家的良心を引き裂かれながら、いかに戦争とかかわり、文化工作・表現活動を遂行したのか。その戦地体験と作品の考察が、歴史認識を新たなものとし、かつ深めるであろう。
目次
榊山潤
高見順の「徴用」体験
火野葦平
石坂洋次郎とフィリピン従軍
寺崎浩と宣伝放送
井伏鱒二
武田麟太郎
北原武夫とジャワの薔薇
海野十三の南方徴用体験
佐藤春夫
大仏次郎
林芙美子
佐多稲子
「南方徴用作家」作品年表
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- 和書
- 乳牛管理の基礎