Sekaishiso seminar<br> 『モナドロジー』を読む―ライプニッツの個と宇宙

Sekaishiso seminar
『モナドロジー』を読む―ライプニッツの個と宇宙

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  • サイズ B6判/ページ数 238,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790705253
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C3310

内容説明

自然・人間・神の存在を貫く原理を問う第一級の古典『モナドロジー』を、テキストの新訳に加え詳細な注釈と解説によって読み解く。

目次

ライプニッツの存在論
モナドとは何か
予定調和

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikio

9
ライプニッツは、形而上学を物理学的観点から解き明かそうとした。なるほど抽象的な文面も、微分積分、力学の作用反作用の法則、エネルギー保存則をイメージしながら読み進めていくと、言わんとすること、身体が媒介する自然と人間の関係、精神が媒介する人間と神との関係をなんとなく理解できた気がする。ヘーゲルは『モナドロジー』を「形而上学的なロマン(作り話)」、ラッセルは「一種のメルヘン」と言ったという。しかし現代の生命科学からするとライプニッツの説く『調和世界』は当たらずといえども遠からずという気がした。面白かった。2024/07/08

のほほんなかえるさん

1
ライプニッツの導入した概念「モナド」をどう読み解くかが本書のポイントになっている。決して読みやすくはない論文。だが、たいしたことはない。できるだけ丹念に正確に読み解こうとする著者の努力は見上げたものだが、若干「神学」に偏って書かれている気配があるのは色眼鏡だろう。哲学は宗教ではない。結果的に、数学的側面からのアプローチを全く欠いたことで現代性を欠いた論証になっているのではないだろうか。2011/04/20

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