Sekaishiso seminar<br> ギリシア叙事詩の誕生

Sekaishiso seminar
ギリシア叙事詩の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 233,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784790703655
  • NDC分類 991
  • Cコード C3398

内容説明

ホメロスの叙事詩はいかにして生まれたのか、また、創作された詩が文字のなかった時代にいかにして伝承されたのかを追究し、ヨーロッパ最古の叙事詩誕生の謎に迫る。

目次

1 ヨーロッパ最古の文学作品をめぐって
2 トロイア戦争は史実か(トロイア戦争に関する説;トロイア戦争の原因)
3 トロイア戦争の人々
4 トロイア戦争の伝承と口誦詩としての『イリアス』、『オデュッセイア』
5 『イリアス』と『オデュッセイア』の創作意図(『イリアス』;『オデュッセイア』)
6 『イリアス』、『オデュッセイア』における古い層の例(『イリアス』の古い層におけるパリスの人間像;『オデュッセイア』の古い層におけるカリュプソの実体)
付論 『オデュッセイア』の解釈(第1巻―第4巻)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サタニス

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トロイア戦争を扱う最古の二大叙事詩ホメロスの「イリアス」と「オデュッセイア」を中心に、それに触れるための基礎知識から教えてくれる良書。ホメロスが扱った題材の前後にあたる物語を補完しているテキスト群「叙事詩環」の個々の紹介からはじまり、トロイアの要塞と戦争の実在の議論、ギリシャ本土の民族と言語の流入の流れを考古学的成果を交えながら先人の論説もおさえて紹介してくれる。オデュッセイアの中で疑問に感じやすい部分も統一的な見解を示してくれている。ただ発行が古いので考古学な成果はもっと進んだ研究がほかにも出ていそう。2017/05/11

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