内容説明
ハイデッガーの技術論をめぐって。物は見護りのなさの中に放置され、言葉は廃廃する。近代技術の支配の下で見失われているものは何か。技術の本性から現代文明の根底を探る。
目次
1 技術の本性と問題の所在(問いの現状;技術に関する一般的通念について;生と形式の対立―ジンメルとマルクス;目的と手段の逆転―ヤスパースとマルセル; 徴発としての技術の本性―ハイデッガー)
2 物としての物の世界(存在の見護りの現成;方域としての世界;物としての物―物の本性)
3 補遺―ハイデッガー技術論への道標
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- 和書
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