感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きぬりん
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著者が自認するように折々の書き物の集成であることから、全体としての一貫した体系性は希薄。それでも文章の巧さに乗せられ、つい読み進めてしまう。ゲーム参加者が経験する現実離脱体験の特徴の分析から出発し、ゴフマンを踏まえてゲーム世界の客観的構造と参加者の主観的関与との相補的関係を指摘、アゴンとアレアの中間形態としての麻雀の魅力の考察を途中に挟みつつ、あらゆるゲーム選手に不可欠なゲーム精神として「偶然性への敬意」を剔出、さらにはそれを九鬼『偶然性の問題』に接続して文明論にまで昇華させる、「ゲームの世界」に脱帽。2026/03/20
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