出版社内容情報
「人は生きてきたように死んでいく。私は母を、その5年後に父の死を看て、つくづくそう感じました」――本書「はじめに」より。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』『世界陸上』『NNN JUST NEWS』など、数々の伝説的番組で司会を務め、お茶の間に親しまれた名アナウンサー・石川牧子。民放キー局初の女性アナウンス部長、日テレ学院学院長として後進の指導に奔走する傍ら、彼女が全力で向き合っていたのは、東京-仙台間の「遠距離介護」という過酷な現実でした。
本書は、華やかなキャリアの裏側で経験した両親の看取り、そして愛する弟の「孤独死」という衝撃的な別れを端緒に、自らの「老い」と向き合う姿を綴った渾身の手記です。
現役時代さながらの滑舌を保つ彼女が、なぜあえて元気なうちに老人ホームへの入居を決断したのか。その葛藤と決断のプロセスは、現代の“高齢おひとりさま”にとって、これからの人生を主体的に生きるための、ひと足早い「人生の羅針盤」となるはずです。
【本書の読みどころ】
懸命に、そして賢明に今日を生きるすべての人へ贈る、元祖・女性アナウンス部長の「人生終盤に向かう覚悟」の記録です。
「年を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る(サミュエル・ウルマン)」──あとがきに記されたこの言葉通り、情熱を失わずに人生の終盤をデザインする勇気をこの本は与えてくれます。
昭和・平成の秘話: 中曽根康弘元首相、高島忠夫氏、田原総一朗氏ら、時代を彩った巨星たちとの交流エピソードを交え、当時の放送現場の熱量を活写。
徹底した実用視点: 「高齢おひとりさまのためのお役立ち情報」を随所に掲載。介護・転居・終活の具体的ヒントが満載です。
巻末には、公私ともに親交の深い俳優、渡辺えり氏による特別解説を収録。
『この本で、元気で長生きのコツをつかみ、身辺整理を心がけることを誓った』
(俳優 渡辺えり/帯より)
【本書の内容】
第1章 分譲マンションから自立型高齢者住宅へ
第2章 新たな発見! 自立型高齢者住宅での暮らし
第3章 まさか弟が!“おひとりさま”の孤独死
第4章 65歳を過ぎたら考えたい、どう住む? どう暮らす?
第5章 この年齢になったらやっておきたいこと
第6章 元祖女性アナウンス部長、七転八倒
【目次】
はじめに…………
第1章 分譲マンションから自立型高齢者住宅へ
▼〝おひとりさま〟には不相応!? 3LDKのマンションを買う…………
▼「高齢者・女性・おひとりさま」の〝終の棲家〟が気になりだした…………
▼偶然の出合いだけど、ここに住みたいと思った…………
▼「〝終の棲家〟は、中の人間関係がいちばん大事」が私の基準…………
▼善は急げ! マンションを売って入居の軍資金計画を立てる…………
▼モノが詰まった3LDKマンションのあと始末…………
▼母が紡いでくれた形見の着物をまとって…………
▼まったくあと腐れなく文京区のマンションを引き払う…………
[高齢〝おひとりさま〟のためのお役立ち情報①]
▼高齢者が入居できる施設にはどのようなものがあるか…………
▼中高年シングル女性が賃貸住宅を借りるには…………
第2章 新たな発見! 自立型高齢者住宅での暮らし
▼引越し初日の〝食堂デビュー〟は、自炊のため延期に…………
▼〝食堂デビュー〟で、興味津々に聞かれる!? …………
▼男性のお酒好きは、ワインの酒盛りで仲良くなる! …………?
▼自立型老人住宅の良いところと気づいたこと…………
▼歳を重ねていくことの怖さが消えていくコミュニティ…………
▼入居者との何気ない会話や体験談で〝人生の予習〟ができる…………
▼認知症も知識ではなく、目の前で展開されて身に沁みてくる…………
▼これって「物忘れ」なの?「認知症」なの?…………
▼残念ながら、自立できなくなれば退去せざるを得ないことも…………
[高齢〝おひとりさま〟のためのお役立ち情報②]
▼認知症にはどのようなものがあるか…………
▼高齢者の1人暮らしの食事はどうする?…………
第3章 まさか弟が! 〝おひとりさま〟の孤独死
▼青天の霹靂! 弟・博史が孤独死していた…………
▼果たして、〝男やもめ〟の日常とは?…………
▼私や姉に「仕事をしている」と嘘をついていた弟…………
▼けっして他人事ではない経済的孤立・社会的孤立…………
▼実家を処分するのに躊躇しなかったわけとは…………
▼家は目処がついた。さて、次にやることは「墓じまい」…………
[高齢〝おひとりさま〟のためのお役立ち情報③]
▼おひとりさまの「墓じまい」の進め方…………
[高齢〝おひとりさま〟のためのお役立ち情報④]
▼おひとりさまの「孤独死」を防ぐために…………
第4章 65歳を過ぎたら考えたい、どう住む? どう暮らす?
▼亡き夫が夢枕に出てきて、入居をやめてしまった人…………
▼「老人ホーム」の高齢者は自由に出歩いたらいけないの?…………
▼エンディングセンターの『おひとりさまの終活』…………
▼単身高齢者が倒れたらどうするか?…………
▼身の処し方を考える適齢期の



