内容説明
西上州の山村・山地に分け入り、山村の民俗と信仰をレポートする労作。5年に及ぶ1025基の悉皆調査で明らかになる西上州山村の石仏たちの素顔と姿がまぶしい。
目次
西上州山村に密集して祀られる不動明王
西上州山村の山の上に祀られる観音群像
西上州山村の信仰の山々に祀られる石神仏
西上州山村の馬頭観音石仏
西上州山村の巨大庚申塔
西上州山村に埋もれていた庚申塔の語るもの
西上州山村の双体道祖神
西上州山村の廻国塔と巡拝塔
西上州山村の女人造立石像物
秩父地方の狼像
山ノ神守祠の祀られる処
長瀞町の二十二夜待信仰と二十二夜待供養塔
「峠」と「塞神」
山ノ神について
信仰対象の山々の名称について
著者等紹介
松尾翔[マツオショウ]
1943年東京生まれ。20歳の頃から山歩きを始め山行歴は40年に及ぶ。そうしたなかで、山および山村の民俗に興味を抱き、「山ノ神」を中心に「山岳信仰」「山岳石造物」などを、首都圏および西上州山地に軸足をすえて調べる。また、「山村民俗の會」「奥武蔵協会」「日本石仏協会」などに加入して、それぞれの会誌に調査報告や論考などを寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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