感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいかあ
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鳶魚の生前の著作を切り接ぎして事典形式にしたもの。そのため事典と銘打ってはいるものの、項目ごとの記事の内容の差が激しく、全く触れられていない事柄も多い（非人は扱っていても穢多は扱っていなかったりとか）。それでもたとえば、花嫁が若すぎる場合、結婚初夜に代役を立てたことだとか、江戸の水天宮の賽銭が久留米藩の財政再建のために充てられたとか、そういったトリビアルなネタがたくさん。江戸を体系的に知るというよりも、既にある程度の知識のある人がそれを補完するのに向いてる。2009/12/04
