目次
乙女心はやさし
牧歌のしらべ
初夜のともしび
ハネムーン余談
女性哀歓
夫婦善哉
よろめき夫人の記
愛すればこそ
忠実なるしもべたち
無邪気な女たち〔ほか〕
著者等紹介
田辺貞之助[タナベテイノスケ]
明治38年(1905)1月、東京生まれ。昭和3年、東京帝国大学仏文科卒業。東京大学、早稲田大学、埼玉医科大学の教授を歴任。埼玉医科大学の名誉教授。勲三等瑞宝章授章。フランス文学者としての翻訳のかたわら、フランス小咄・江戸小咄の研究家としても著名。昭和59年(1984)9月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゃんしゃん
5
フランス文学者。フランス小咄の第一人者⁉︎エスプリ・・。日本では機智という意味だがフランスでは身分の上下を問わずこのエスプリが重んじられ人と人との関係の根幹をなすと言う。その場に応じてとっさに働く知恵。何故か日本人だと皮肉になりイヤミになるような気がするのは私だけ。スマートさの無さは歴史の違いと言えばそれでお終いの話。真面目さと、ゆとりでもない関係。作者に言わせると江戸時代には「江戸小話」があったと言う。今、こんな小咄がスッと出て会話を楽しめる「仲間」と「場」がある人がいるのかなぁ、いて欲しい。2017/06/19
Sleipnirie
4
フランス一般庶民の小咄(下ネタ・恋ネタ・浮気ネタその他色々)。 昭和33年に出た本(の新装版)なので、序文と訳文に時代がある。2017/05/18