内容説明
江戸時代から連綿と続いてきた商家(現・柳屋)の「家康公より拝領の地所」を継ぎ伝えた記録がここに初めて公開される。詳細に記された相続の広目(ひろめ)に要した金品の内容や拝領地所に対する幕府の執拗な調査への回答書。一見、パターン化した書類のようであるが、出費の額に驚き、役所の手続きの面倒なことに困惑する代々当主の心中が読みとれる。
目次
第1部 家康と共に江戸に来た人びと(『堀家文書』の説明;唐人一官と家康;『堀家文書』読み下し文の部;幕府の拝領屋敷調査;「広目」について)
第2部 堀家と柳屋を結ぶもの(東西の史料の比較;柳屋五郎三郎の一面;『堀家文書』の寺と業祖の寺)