内容説明
あの昭和四十年前後の爆発的なお笑いブームのなか、東京の漫才は本当に元気だった。「東京漫才についての本が少ない」という大阪人の紙つぶてに呼応!東京にも空前のお笑いブームがあったこと、泣き笑いの漫才コンクール、そして、それらにかかわった著者自身の作家デビューから現在までを織り交ぜてつづる。
目次
1 お笑い作家への道
2 漫才が元気だったころ
3 漫才、二つの登竜門
4 漫才天気図、くもりのち台風
著者等紹介
遠藤佳三[エンドウケイゾウ]
放送作家。演芸作家。昭和11年11月、東京都墨田区生まれ。東京外国語大学中国科卒。(株)博報堂に勤務ののち、昭和42年にお笑い台本の世界に入り、小島貞二に師事する。以来、多数の演芸人に接し、多数のお笑い放送番組に関与し、多数のお笑い台本を書き続けて現在にいたる。日本テレビの長寿番組『笑点』構成陣の現チーフ
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感想・レビュー
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gtn
2
とにかくこの本の値打ちは、ふんだんに掲載された写真にある。例えば、大空みつる・ひろしの姿など、この本以外にお目にかかれないのではないか。2018/02/02
kokada_jnet
0
小島貞二の門下として漫才・新作落語作者となり、また、「笑点」のチーフ構成作家の著者による。自伝的記述もいりまじった、主に70年代以降の東京漫才グラフィティ。東京漫才に71年から「真打制度」があるというのは、初めてしった。また、80年前後の漫才ブームで「旧弊派」とされた側から見た、記述もあり。2011/12/04
慶多楼
0
珍しく東京漫才の本。掲載写真が皆な若い!2018/09/09