内容説明
江戸といえば四世代以上を隔てた昔のこと。そのような昔のことが背景になっている落語という芸能をじゅうぶんに楽しむには、ある程度解説することが必要になっている。本書では、著者が落語に親しむ上で調べてきたことを、落語の内容と関連させながら紹介している。落語の演題総目録『増補落語事典』を補う一助として「長編人情噺・文芸噺編」を附録とした。
目次
時間感覚
金勘定
たべもの
ご馳走
住まい
江戸の街なみ
なりわい
お侍
治安
くらし
つきあい
身じまい
刷り物
たのしみ
道楽
稽古ごと
おでかけ
やまい
伝説的な人物
江戸と上方
著者等紹介
吉田章一[ヨシダショウイチ]
1933年、岡山市生まれ。東京大学在学中に落語研究会に所属。専門は造船所に勤務した技術者であるが、帝京平成大学の講師として「お笑い文化論」「落語文化」などを講じる。ほかに早稲田大学エクステンションセンターなどでも落語講座の講師を勤める。落語のほか常磐津も含めた芸能史を研究している。諸芸懇話会会員。日本船舶海洋工学会終身会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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