内容説明
本歌集は著者の四番めの歌集である。『夢死』(一九九五年刊)以後、今日までの十二年間の制作のうち四百三十一首を自選して、纏めた。全体の八割が未発表作である。
目次
樹も暗し草も暗し(一九九五年、二十一首)
夢の名残(一九九六年、十七首)
遠ざかつた風景(一九九六年、十六首)
夜だけの街(一九九七年、二十二首)
不思議なる夏―父の死(一九九七年、十五首)
冬来る(一九九八年、十九首)
森(二〇〇〇年、二十六首)
夢のなかで(二〇〇〇年、十四首)
晩夏(二〇〇一年、九首)
ギョオム・ド・ヴィヨンのごとく(二〇〇一年、十四首)〔ほか〕