内容説明
父亡き後、故郷の家でひとり暮らしを守り続けてきた母。教職にありつつ、その故郷との往還を通して、高齢化社会における逃れがたい老いの孤独を身近にみつめる―。『草流離』以後世に問う、中西洋子の充実の第四歌集。
目次
野の帽子
盆流せ
ペテルギウス
厚き手
那豆岐田に
海鼠
古墳に
冬のレタス
紅葉原野
春ふぶき〔ほか〕
父亡き後、故郷の家でひとり暮らしを守り続けてきた母。教職にありつつ、その故郷との往還を通して、高齢化社会における逃れがたい老いの孤独を身近にみつめる―。『草流離』以後世に問う、中西洋子の充実の第四歌集。
野の帽子
盆流せ
ペテルギウス
厚き手
那豆岐田に
海鼠
古墳に
冬のレタス
紅葉原野
春ふぶき〔ほか〕