感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅花
15
子どもには、一度はこう言うお話を聞かせたい。今、子供たちの間に起きている色々な社会問題に、命の大切さを教えるのも良いけど、「悪いことをしたら地獄に落ちる」という一言は、かなり効くと思う。私は今でもそういう抑止力が心の中にあると思う。死んでから、三途の川を渡り、閻魔様の前に出て、責め苦に遭す様子が、小学生にはちょうど良いぐらいの恐ろしい絵で素晴らしい。ちなみに、「じごくのそうべえ」を読む前にこれを読んでおくと、「そうべえ」も一層分かりやすくなるような気がする。2015/04/15
ヒラP@ehon.gohon
12
タイトルから、小僧さんと地獄の関係が気になったのですが、怖いだけではない内容に納得しました。 絵の得意な小僧さんは、絵を描くために地獄に「招かれて」、無事に生き返ることが出来ました。地獄の怖い絵の中に、観音様やお地蔵様が登場して、罪人たちの善の心に応えている場面が印象的です。 子どもたちの倫理観に伝わる紙芝居だと思います。2019/05/18
紅花
11
高学年おはなし会。静まりかえった場内。教室に帰って「こわかったぁぁぁ」先生は「勉強になるお話だったね」と言っていたそうだ。2015/10/22
紅花
11
何度読んでも、怖いし、これを見れば「悪いことしたら、あかんな」「良いことせな、あかんな」と思ってしまう。子供たちも、怖い怖いと言いながら、大好きな紙芝居。2015/06/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
絵の上手な小僧が急病で亡くなり、生き返る。和尚さんに何故そうなったかの理由を話す。絵が上手な故閻魔さまに見込まれ、地獄の恐ろしさを世の人々に伝えよと言われる。恐ろしい地獄の世界、けれども観音様、お釈迦様の登場で罪人の心にも救いがあることが分かる。古くからお寺で行われてきた絵解きを紙芝居で再現。住職である諸橋さんならでは!2024/03/17
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