出版社内容情報
宇宙からくる、だれかさんへ。
地球がどんなところかしってる?
ぼくがきみに、おしえてあげる。
コールデコット賞に2度輝いた絵本作家ソフィー・ブラッコールの集大成!
ソフィーは、ユニセフとセーブ・ザ・チルドレンを支援するために世界中を旅するなかで出会った、何千人もの子どもたちにインスピレーションを得て、わたしたちのふるさとである地球を紹介する物語を作りはじめました。
それから、5年の歳月を経てついに刊行!
地球のすべてを紹介しながら、同じ星に存在する仲間として、あらゆるものと共に生きていこうとよびかけます。
米タイム誌 2020 YA/絵本 ベスト10に選出!
ニューヨークタイムズ2020子どもの本ベスト25に選出!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
92
セーブザチルドレンで活動している筆者はブータンのヒマラヤ山脈の頂上で、この絵本のアイディアを思いつきました。世界中には70億人の人がいて、みんな違う。顔も住んでる場所も話すことばも。どれも正解でみんなの常識もそれぞれ違う。いろんな人がいるけど、お腹が空いたら生きるためにたべものと水が必要なのは同じ。よかったのは、「赤ちゃんはじょうずにできない。大きくなると、なんでもできるようになる。うんと年をとるまでは。たとえできなくなったとしても、そのころには子どもがおとなになってるからてつだってあげればいい。2023/07/29
fwhd8325
83
私たちは、もっと自分の住んでいるこの地球を大切にしなければいけないんだ。絵本とは思えないこのボリュームに、たくさんの地球が紹介されています。子どもたちは自覚して、大人たちは目が覚める。2021/04/27
ぶんこ
52
「セーブ・ザ・チルドレン」の活動を通じて、多くの国の子どもたちと接してきた著者が、5年の歳月をかけて作った絵本ということに驚きました。地球に来るかもしれない宇宙人に「地球ってこんなところだよ」と教えてくれるクイン。様々な地形、住む家、海にいる魚や、空を飛ぶ鳥。いがみあって戦争をする人間。助け合って笑う人間。本当にその通り!ということばかりなのに感嘆しました。わかり易い。絵も素敵で、細部までようく見て楽しめました。2021/12/25
みつばちい
48
この著者の本が好きなので図書館で予約して読んだが、絵も綺麗で欲しくなった。宇宙の誰かに地球のことを教えてあげる少年。宇宙からみた地球という惑星のこと、住んでる人間や動物のこと、いろいろ描いていて、地球の人である私たちもそうだよね、と頷きながら読める。鳥は食べるし泳げたり歩けたりするから、なるなら鳥になりたいって文を読んで、本当だ!と驚いた。そんな風に考えたこともなかったので。鳥が集まって鳥の形を作っているイラストも綺麗!人が作ったものとそうでないものの絵のページが好み。最後のページもしみじみ、よかった。2021/09/22
たまきら
39
好きな作家さんなので手に取りました。たまたまロビン・ウィリアムスの宇宙人ネタ(We've come to this planet looking for intelligent life. Oops, we made a mistake)で笑っていたので、なんだかしんみり。自分が子供の時、宇宙人は火星人だったり、ニコチャン大王だったりしましたが、娘さんの場合はグレイさんみたい。面白いな。2021/05/24