出版社内容情報
1991年11月に発刊された『はしのうえのおおかみ』の新装版です。うさぎが一本橋を渡っていくと、おおかみが「おれがさきだ。もどれ もどれ」とおおいばり。そんなあるひ、橋を渡ってきたのは大きなくま。あわてたおおかみは…。
内容説明
うさぎがいっぽんばしをわたっていくと、おおかみが「おれがさきだ。もどれもどれ」とおおいばり。きつねもたぬきもわたらせてもらえません。そんなあるひ、はしをわたってきたのはおおきなくま。あわてたおおかみは…。やさしい心はやさしさを呼ぶ。道徳の教科書に載っているお話。
著者等紹介
奈街三郎[ナマチサブロウ]
宮城県生まれ。東京商業学校卒業。小川未明に師事。児童雑誌の編集のかたわら幼年童話を書く。1952年『まいごのドーナツ』で第1回小学館児童文化賞。1959年『とけいの3じくん』で文部大臣賞受賞。1978年逝去
花之内雅吉[ハナノウチマサヨシ]
京都府生まれ。テレビの幼児番組などの仕事を経て、出版美術の世界に入る。作品に『おじいさんのはしご』(岩崎書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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annzuhime
38
図書館本。はしを渡るときには自分を優先させたいおおかみ。森の仲間はおおかみが怖くて我慢をしている。ある日、おおかみの前に立ったくまがした行動が…。長女が以前、道徳の授業でも読んだお話らしい。人に優しくしてもらったことで、他の人にも優しくする。お話は少し長かったけど、3歳の三女にも内容はきちんと伝わったようです。2022/07/30
anne@灯れ松明の火
30
新着棚で。弱いものいじめをしていたオオカミが、「つよくて やさしい くま」に出会い、はっと気づく。表紙と裏表紙で、オオカミの表情が全然違う。気づけて、本当に良かった。花之内雅吉さんの味のある絵がとてもいい。1991年出版の新装版だそうだ。奈街三郎さん、「とけいの3じくん」で文部大臣賞受賞とのこと。読んでみたい。2020/12/01
わむう
24
人権教育の授業の資料として使えそう。意地悪だったオオカミが優しいクマに出会って生まれ変わる。2021/07/29
退院した雨巫女。
14
《本屋》強いものこそ、威張らず、優しくあるべきです。2020/11/28
ヒラP@ehon.gohon
11
C事業所で読み聞かせしました。2025/03/18