出版社内容情報
池に落ちたひょうたんがぷかぷかと浮かびながら流れていくと、かえるが飛びついて来ました。かえるの重さに池の中へ沈んでしまうひょうたん…。でも、持ち前の浮力で水面に戻ってくると、かえると一緒にハス池のなかを楽しく進んでいきました。「ぼっくりこ」と「げっこりこ」の韻を踏んだリズミカルな繰り返しと、ユーモアあふれるイラストが絶妙にマッチした絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
63
西條八十さんの作品✨✨✨1892年生。ひょうたんがプカプカ浮いている。ひょうたん、ぼっくりこ~ぼっくりこ~(笑)あ、かえるが出て来た🐸カエルは???「げっこりこ~げっこりこ~(笑)2023/12/26
がらくたどん
54
梅雨の始めに。昭和7年に発表された西條八十の詩(レコードも出た)に殿内さんの愛嬌たっぷりで楽しい絵が付いた幼児絵本。「ひょうたん ぼっくりこ」「かえるが げっこりこ」と自然に言葉が拍子を取るようで音読が楽しい。「ひょうたん」は今の子ども達には馴染みが薄いと思うが「なんだかプカプカ浮く物」くらいの認識でも、元々の詩のリズムの楽しさと、ひょうたんとかえるの結構躍動的な姿があいまって十分に楽しめる。もちろん、本物の瓢箪を見せられればなお良し。youtubeで昔の音源が聴けます。<童謡「ヘウタントカヘル」> 2025/06/03
ヒラP@ehon.gohon
31
かえるはげっこりこ、ひょうたんはぼっくりこ、かえるとひょうたんが、げっこりぼっくりと川の中で掛け合いコントを演じます。 ただそれだけなのですが、シンプルでリズミカルで、ユーモアたっぷりの絵本です。 昭和初期の西條八十の詩をピックアップして、視覚化した殿内真帆さんの裁量に拍手です。2020/12/03
たーちゃん
28
「ぼっくりこ、げっこりこ」のリズムがとても良く息子は途中から笑いながら聞いていました。2020/12/28
くぅ
25
ひょうたんとかえるは大正・昭和に詩人の西条八十が発表した詩。その詩に絵を添えて絵本にされた一冊。わかりやすい絵でありがたいですが絵はおまけですね。絵がおまけだって断言しちゃうくらい詩のリズムがいい。「ぼっくりこ」と「げっこりこ」のリズムに息子も自然と引き込まれました。1歳・2歳からでも楽しめそう。(3歳6ヶ月)2020/12/05