出版社内容情報
山のうさぎが、町のとこやへやって来ました。まっしろの布をかけてもらい、鏡の中のそっくりの自分を見つめながら、いざ、チョキチョキとはさみが鳴りだすと……。あれあれ、どうしても動いて止まらない耳たち。うさぎはいったいどんな解決策を考えたでしょうか?
著者等紹介
浜田広介[ハマダヒロスケ]
1893年山形県生まれ。早稲田大学在学中より、児童文芸雑誌『良友』などに作品を発表。1923年より作家活動に専念。『泣いた赤おに』『椋鳥の夢』『りゅうの目のなみだ』など約1000篇に及ぶ童話は「ひろすけ童話」と親しまれる。1973年80歳で他界
ボロルマー,バーサンスレン[ボロルマー,バーサンスレン] [Bolormaa,Baasansuren]
モンゴル文化芸術大学美術部卒業。『ぼくのうちはゲル』で2004年第14回野間国際絵本原画コンクールグランプリ受賞。2013年ボローニャ国際絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
43
題名を見て、いじめか虐待などの黒い話かな? と思ったが、全然違った。でも、表紙のうさぎの耳・・・。とこやさんの大きな鏡、はさみの音に反応して勝手に動き出す耳、ほのぼのと愉快な絵本だった。浜田広介 / 作。絵はモンゴルの画家。でも、この題名どうなのかしら?2020/09/24
ヒラP@ehon.gohon
23
なんとも可愛らしいお話です。 うさぎに髪の毛があるのも、散髪に行くのも、想像すると楽しいですね。 でも確かにうさぎの耳は、髪の毛を切るのには邪魔になりそうです。 思い通りにならない耳をしばってくださいだなんて、あどけない子どもだから言えるのかも知れません。2021/02/18
うとうと
21
山のうさぎの子が町のろばの床屋さんへ。髪を切ってもらうと、ハサミのチョキチョキが気になって、どうしても耳が動いてしまう。そこで。。/2年生の女の子が「こういううさぎの表紙の本を探している」と絵を描いてきた。この本かと思ったのだけどハズレ。ピックアップしたついでに、娘(13歳)と一緒に読んでみたら、どこかの国の民話のような可愛いお話。私も歯医者さんでいや〜な音に気を取られるあまり身体が動いてしまいそうになるので、うさぎの気持ちがよくわかります。ところで、タイトルがいまいちな気がするのは私だけ?2022/10/28
退院した雨巫女。
14
《本屋》うさぎの気持ちよくわかる。髪を切るとき、私と妹が、小さい頃ハサミの動く方に動くから、理髪店出入り禁止になり、母が髪を切っていた。そのためずっとおかっぱ頭でした。2019/11/21
mntmt
13
じんわりと来る。2020/01/02