出版社内容情報
落とし主が現れるまで赤い手袋をはめたお地蔵さま。子ザルがその手袋欲しさに、それは自分の手袋だとうそをついて、取り上て、手袋をはめたまま木に登ろうとしたらすべって、登れません。うそをついたバチだと思った子ザルはお地蔵さまに謝って、手袋を返します。にこにこ顔のお地蔵さまが印象的です。
花岡 大学[ハナオカ ダイガク]
著・文・その他
野村たかあき[ノムラ タカアキ]
イラスト
内容説明
おんなのこがきのしたでちいさなてぶくろをひろいました。もちぬしがみつけやすいようにちかくにたっているおじぞうさんにあずかってもらうことにしました。おじぞうさんのてにてぶくろをはめると、それをみていたこざるが…
著者等紹介
花岡大学[ハナオカダイガク]
奈良県生まれ。教職に就きながら、仏教経典に基づいた仏典童話を数多く創作。短編集『かたすみの満月』で小川未明文学賞奨励賞、『ゆうやけ学校』で小学館文学賞を受賞。1988年逝去
野村たかあき[ノムラタカアキ]
群馬県生まれ。木彫・木版画工房「でくの房」を主宰。『ばあちゃんのえんがわ』(講談社)で第5回講談社絵本新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
30
おさるさん、木に登れなくなって焦りましたね。急いでお地蔵様に手袋を返す様子が可愛らしかったです。2021/02/19
はるごん
18
2歳半。悪い事をして反省して感謝する。大事な事を教えてくれる絵本。お猿を見て、息子はジョージって言っていた。ちょっと長い絵本だけどしっかり聞いていた。内容がしっかり分かるようになったら何度も読みたい。2019/10/29
いっちゃん
10
悪いことをしている罪悪感からか、勝手に反省して、勝手に感謝した。面白かった。2019/01/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
誰かが忘れていった手袋を女の子が見つけて、近くにいたお地蔵さんの手に預けた。それをみていたおさるさん。手袋をお地蔵さんに申し訳ないと思いつつ手につけてみると…。気に入ってみんなに自慢したくなったけれど、手袋つけてたら困った事が起きちゃった。2019/01/10
TadashiK
2
3歳児くらいでも読めるレベルですが、正直でいることの大切さを教えてくれる絵本です。2020/12/06