鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち<br> モンスーンの贈りもの

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鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち
モンスーンの贈りもの

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790233176
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

 カリフォルニア州バークレーの高校1年生、ジャズことジャスミン・ガードナー。勉強もスポーツもできる15歳です。背が高くがっちりしていることに強いコンプレックスを持っています。高校生活初めての夏は、まるまる3か月間、お母さんが幼い頃を過ごしたインドの孤児院に、家族4人で滞在することになりました。インドで生まれ4歳でアメリカの夫婦に養子にもらわれたお母さんが、初めて帰国するのです。アメリカ人のお父さんも、もちろんジャズと弟も、みんな初めてのインドです。お母さんは恩返しとして、孤児院に妊婦のためのクリニックを立ち上げる計画です。
 ジャズは、3か月もインドで過ごすことに気乗りしていません。幼なじみのスティーブと立ち上げたビジネスが軌道に乗ったところだし、ひそかに恋しているスティーブとそんなに長く離れているなんて耐えられないからです。
 初めて踏んだインドの地では、カルチャーショックの連続です。孤児院に到着するまでにみんなくたくたになりました。インド滞在中のガードナー家のお手伝いさんとして、ダニタという少女が毎日来てくれます。ダニタはジャズと同じ15歳。妹ふたりといっしょに孤児院で育ちました。
ダニタのことを少しずつ知るうちに、ジャズは境遇の違いを実感し、思いを巡らします。
 お母さんがクリニックの立ち上げに奔走する間、お父さんは孤児院の中古のコンピューターをセッティングして、シスターたちに操作を教えます。内気なお父さんの心境の変化と行動に、ジャズは驚きます。弟は孤児院のサッカーチームのリーダーになって指導しています。ジャズだけは孤児院を避けて地元の学校に通うことを選びましたが、家族の姿を見ているうちに、しだいに関わりを持ちはじめるのでした。
 カリフォルニアとは気候も文化も生活習慣もまったく異なるインドでの3か月。ジャズは、自分自身の生き方、家族それぞれの生き方、自分が人にできることは何か、そんなことを真剣に考えはじめ、行動に移します。

ミタリ・パーキンス[ミタリパーキンス]
Mitali Perkins(ミタリ・パーキンス) / アメリカ合衆国の児童文学作家。インド、コルカタに生まれ、アメリカ合衆国に、両親、姉妹と共に移住。幼いころから、バングラデシュ、カメルーン、ガーナ、インド、メキシコ、タイ、イギリス、オーストリアなど世界のあちこちに住んだ経験から、異文化への架け橋となる児童書の執筆をつづけている。邦訳されている作品に『リキシャ★ガール』(鈴木出版)がある。

今井ちひろ[イマイチヒロ]

永瀬比奈[ナガセヒナ]

内容説明

「モンスーンの季節の始まりね」ママがいう。「なにそれ?」エリックがたずねた。「雨季よ。わたしたちが帰る八月までつづくの」駅周辺の線路ぞいに並ぶわらぶき屋根にも、雨は降りそそいだ。もじゃもじゃの髪をして、ボロを着た子どもたちが、水たまりで水をはねとばしながら踊っている。

著者等紹介

パーキンス,ミタリ[パーキンス,ミタリ] [Perkins,Mitali]
アメリカ合衆国の児童文学作家。インド、コルカタに生まれ、アメリカ合衆国に、両親、姉妹と共に移住。幼いころから、バングラデシュ、カメルーン、ガーナ、インド、メキシコ、タイ、イギリス、オーストリアなど世界のあちこちに住んだ経験から、異文化への架け橋となる児童書の執筆をつづけている

永瀬比奈[ナガセヒナ]
上智大学外国語学部英語学科卒業。航空会社勤務の後、渡米。帰国後、児童書の翻訳にとりくむ。紙芝居文化の会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tellme0112

5
キュンキュンな話でしたわ。私の中のティーンエージャーが感動してました。外見、容姿を話題にしてはい けない。その人のコンプレックスを刺激するから。を改めて思った。2017/09/28

waraby

3
ああ、この本すごくおすすめです。アメリカのバークレーとインド、という2つの世界が、アメリカ人のパパとインド人のママを持つ15歳の少女ジャスミンの目を通して語られる。コンプレックスが浄化されていくが、その過程が決して簡単なものではないところに説得力があるし、貧困を自分の力で乗り越えていく過程も、実際は簡単ではないだろうが、ひとつの方法を示していて意義がある。登場人物も、そして何より出てくる食べ物が、魅力的。インドのおいしいチャイで、心を癒したい。2016/09/20

ぴょん浜

2
ジャズことジャスミンはカリフォルニア州バークレーの高校1年生。勉強もスポーツも幼なじみのスティーブとの小さいビジネスも順調。しかし、大柄な体格に劣等感を持ち、信頼を裏切られた過去を引きずる。母サラが育てられたインドの孤児院で恩返ししたいと、インドでひと夏を過ごす一家。同い年のお手伝いさんダニタと出会い、学校では憧れを持たれ、スティーブへの思いに悩み… どんなに能力や魅力があっても、それを認めて肯定してくれる相手がいなければ、ひとは前に進めない。 美しいモンスーンの季節に、少女は成長し大人になっていく。2018/04/16

菱沼

2
説明が少なく、読みながら事情がわかってくる物語だった。それはそれでかまわない。大きくて、砲丸投げが得意で優等生のジャズ。彼女がそこまで自分に自信が持てない理由がもうひとつ納得できない。失敗した人間関係も、周囲の人間がフォローしてくれていたはずなのに。昔の少女漫画のように、自分で自分をきれいだと思えず、ドジでダメだと思っている主人公が、実はすてきな少年の恋人になるというような展開が見えてしまってちょっと興ざめ。読者から見れば、彼の気持は明白なのに。2016/08/21

rie

2
15歳のジャズはバークレーの高校1年生。幼なじみでビジネスパートナーのスティーブに恋心を打ち明けられずにいた矢先、ジャズ一家は夏をインドで過ごすことになる。ジャズは、スティーブと離ればなれになる焦りや、過去に浮浪者に情けをかけて裏切られた経験からジャズはなかなかインド生活に溶け込めない。それでも、家政婦ダニタや施設の人々との交流を通して、頑なな心は少しずつ解れていく。一人の少女がインドの過酷な現実や人々のひたむきな心に触れ、熱い気持ちや自信を取り戻していく。青春の葛藤と成長を瑞々しく描いたひと夏の物語。2016/08/16

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