内容説明
富に囲まれて育った善財童子は世の人々を幸せにしようと決意し安楽を捨てて求道者となった。どうすれば“さとり”を得られるのか。教えを仰いだ第一の師文殊菩薩は「良き友人を求めよ」と教えさらに次の師を訪ねることをすすめる。南へ北へ、師から師へと善財童子の学びの旅がはじまった。大乗経典の中でも、もっとも壮大なスケールをもつといわれる『華厳経』の中から、善財童子の求道の旅を描く。
目次
1 菩薩行
2 三昧
3 解脱
4 さとりへの道
ひろさちやのまんだら漫歩録―“少欲知足”を説く共命鳥
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
23
入法界品?ですよね。こんな感じなのかなあって、難しい内容に、こういうビジュアルの助けが入るとありがたいなあと思いながら読みました。2022/11/13
かず
14
とても感銘を受けました。漫画なので、単にお経を読むよりも(※私自身は、解説書は読みましたが本お経は未読です)、視覚への訴求力が加わると、印象がより強力になります。特に印象に残っているのは、①p.26~28 長旅でピンチに陥った善財童子の前に、丁度よく果実や水が得られるシーン。この世は恵みに満ち溢れている。②p.96~102正趣菩薩の説法。①の感想が強固になった。p.117 愛しい王子を前に、低い出自を気にする妙徳を「自分に自信を持ちなさい」と諭す如来様。自信なくして物事は成功し得ない。良いお話でした。2019/09/21
三田郎
0
やっぱどこかニューエージな華厳経2024/05/25
小原なお美
0
たらいまわし。これを読んだ時、最初に思ったことです。2022/09/04