内容説明
戊辰戦争で父母と生き別れ、父母を求めて全国を放浪、師である山岡鉄舟の縁で清水次郎長の養子となり、最後に禅僧となるなど、波乱の人生を歩んだ天田愚庵。正岡子規もその教えを受けた歌人でもある愚庵の西国三十三所巡礼記を、現代の徒歩巡礼の達人が読み解く。
目次
第1章 親子
第2章 旅立ちと松尾寺参篭
第3章 那智山より石山寺へ
第4章 ある義母像
第5章 観音寺より谷汲山へ
第6章 愚庵の詩歌・諸家随想
『順礼日記』抄録と日程表・地図
著者等紹介
松尾心空[マツオシンクウ]
1928年、大阪府堺市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。1955年、西国第二十九番松尾寺住職となる。1987年から徒歩巡礼を始め現在、西国巡礼四周、四国遍路一周半、他の巡礼を合わせて七千キロを歩く
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