感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
肉尊
8
主な仏弟子の生涯にスポットを当て、仏の功徳を綴った一冊。第1巻を読んでいると、繰り返し似た状況が再現されるので、仏陀の生涯を改めて追体験できるようになっている。釈尊が〇〇精舎に滞在したとき~から始まる独特の言い回しにも随分慣れ、修行僧の生活自体も違和感なく感じることができたのは不思議。釈尊の子にあたるラーフラが、在家信者とともに寝ることを禁じられたとき、釈尊の便所で寝ていたことから、2日間は同じ部屋に泊めてもよいとする、など柔軟に戒律を改めていたことから250あるとされる戒律の成立過程も伺うことができる。2021/10/07
-
- 和書
- 恥辱 ハヤカワepi文庫