内容説明
「相手は誰でもよかった」殺人さえしばしば起こる現代の日本には、護身が必要な状況に巻き込まれる危険がつねに満ちている。だが、いわゆる「護身術」をわざわざ練習する時間もなければ、人を倒す技など習いたいとは思わない。そんな普通の人々にこそ知って欲しい、発想の転換によって身を守る方法。これは現代を生きるための「兵法」である。
目次
第1章 護身が必要な社会状況(イジメ型の犯罪が増えている;行きづまった心が起こす犯罪 ほか)
第2章 発想の転換で護身はできる(間に合わなければ意味がない;戦い方はひとつではない)
第3章 年代別の護身(児童・生徒の護身;高齢者の護身 ほか)
第4章 状況別の護身(痴漢対策;ストーカー対策 ほか)
第5章 護身術(弱い所に強い所を当てる;相手に逆らわないで動く ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
人間はしょせん、ひとり。機転を利かせてぜひ生き残ってほしいー単純明快なこのメッセージをまずはどのような犯罪があり、それにはどのような年代が巻き込まれやすいか。そして、その場の状況でどのような反撃が可能か、が具体的に紹介されています。非常に的確で、いかにその場にあるものを利用する視点が大切かを学ぶことができました。黒板消しはなるほど!と。面白かったです。2019/11/08
えいなえいな
14
普段から自分自身は災害やテロ死んでも別に構わないと思っていたので身体を鍛えたり護身術を学ぶ事は無かったのですが、パリのテロや熊本の震災などが続き、男として誰かを守ったり救けたりする事があるのではないか、と考えるようになりました。それで護身術も少しは覚えておいたほうが良いと思い読みました。最大の護身は逃げる事と犯罪や災害にあわない事、どうしても戦わなければならない時は容赦はしない事、という二つの心構えが得られました。それだけでも読んだ価値はあるかと思います。技術はやはり身体で覚えるしかないでしょう。2016/09/20
sawa
3
☆☆ 護身が必要な状況にならないことが最大の護身。目つぶしは指を相手の目に突き刺す方法よりも、砂、砂利、塩、その他粉状のものを手に握り、相手の目に押し付ける方が有効。膝蹴りは難しい。とにかく身を守るためには、躊躇わず攻撃すること。相手の柔らかいところをこちらの固いところで攻撃すると有効。指の関節をきめるのは簡単でかなり有効なので、痴漢向けにはいい。(図)2011/01/09
カミブクロ
0
変わった護身術の本2016/09/25
ひろつそ
0
護身ッ!2014/08/28