内容説明
江戸時代最後の尾張藩剣術師範であった柳生厳周。その技は形を変えずに春風館道場に残っていた。初めて公開される技を含め、そのすべてを詳解。それは百年、二百年伝えていきたい日本古来の知恵と思想である。
目次
柳生厳周伝とは
新陰流の基本的身体操作
厳周伝身体操作の考察
八勢法
新陰流勢法の体系
三学円の太刀「江戸遣い」
三学円の太刀「尾張遣い」
三学円の太刀「古伝」
三学円の太刀「術理」
燕飛の太刀
九箇の太刀
天狗抄
七太刀
奥義の太刀
柳生新陰流抜刀勢法
口伝について
試合稽古について
「巌周伝について」加藤伊三男館長(談)
著者等紹介
赤羽根龍夫[アカバネタツオ]
早稲田大学第一法学部および大学院文学研究科・哲学専攻博士課程修了、現在神奈川歯科大学教授(哲学)。鎌倉から名古屋の春風館道場に通い柳生新陰流の稽古を続けるとともに、鎌倉や横須賀で大学の古武道講座、一般の稽古会を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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