内容説明
筋力トレーニングを信仰していた空手の選手が、中学校の陸上競技コーチとなって発見した、人間本来の『能力』を最大限に使った動き、『生命』の通った、天才の動き。ヒントは日本の古武術と中国武術にあった。それは発想を変えれば、誰もができる動きである。
目次
第1章 活きた動きと死んだ動き(超人的な動きに挑戦する;自然さを回復するための基本的身体運用)
第2章 ヒトの動きに『生命』を吹き込む(身体の状態と動き;「威力」のある動きを行う)
第3章 『整体動作』を身につける(『整体動作』という発想との出会い;『整体動作』へのアプローチ ほか)
第4章 動きの『生命』はいかに伝えられたか(武道・武術と礼儀・作法;礼儀・作法、マナーと身体の状態 ほか)
第5章 自然と必然を求めて(ヒトが最大の『能力』を発揮する瞬間;技術と指導)
著者等紹介
小森君美[コモリキミヨシ]
岡山県岡山市生まれ。文部科学省認定陸上競技公認コーチ。少年時代よりスポーツと武道を並行して学び、大学進学後フルコンタクト空手に入門、筋力トレーニングに本格的に取り組む。卒業後、岡山市立旭東中の教員となり陸上競技部顧問をつとめ、筋力トレーニングやドリル練習を中心とした科学的トレーニングと情熱によって、無名だった中学を全国大会の常連に育てる。1998年、甲野善紀氏との出会いが大きな転機となり、それまでの指導法を改め、動きの本質を探究する方向へシフトする。以後、指導していたクラブチームNWOの選手を各種の競技会で優勝、入賞させ、実業団へも選手を送り込んでいる。スポーツや武術のみならず、日常生活にも応用できる身体運用の本質を、仲間とともに続け、多くのスポーツ選手との交流の中で「小森理論」と呼ぶべき独自の理論を展開、さらに進化を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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