内容説明
東京高等師範学校教授として、現在も受け継がれる剣道指導法の原型をつくった高野佐三郎。五歳にして小野派一刀流組太刀を藩主に披露した天才剣士は、自身の剣道を究めるだけでなく、明信館、修道学院を設立し、優れた剣道人を輩出した。時代を牽引した名人の珠玉の言葉が、ここに甦る。
目次
少年時代
青年時代
明治の剣道
流儀の変遷
形
剣道と修養
剣道と身体
修行の覚悟
一心の稽古
業の運用
試合の心得
剣の奥義
満洲視察談
著者等紹介
原田朗[ハラダアキラ]
1934年、山口県生まれ。京都大学卒業。気象庁気象研究所長を定年退職後、防衛大学校教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
堂本昭彦[ドウモトアキヒコ]
作家。昭和12年熊本生まれ。早稲田大学卒業。フリージャーナリスト、評論家として活躍、多方面に渡るルポルタージュや著作を発表する。剣道の分野にも造詣が深く、著作には『鬼伝中倉清烈剣譜』『剣道修行修道学院の青春』『中山博道剣道口述集』(いずれも小社刊)、『明治撃剣家 風のごとく発す』(徳間書店)などがある。現在は、『月刊剣道日本』誌上で「笹森順造という日本人」を好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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