出版社内容情報
ARM Cortex-Mマイコンの基礎知識から動作メカニズム,ハード制御プログラミングまで,CPUのプロが徹底解説します.IoT時代は,マイコンによるハード制御がますます重要になります.本書は,世界中で使われている定番32ビットARM Cortex-Mマイコンの基礎知識から動作メカニズム,低消費電力/セキュリティ機能まで,CPUのプロが徹底解説します.10年経っても役立つ,技術の本質を理解することを目指しています.
★ 目次
★ 第1部 ARM Cortex-Mコア教科書
● 第1章 ARM マイコンの基礎知識
● 第2章 シンプルを追求した32 ビット・マイコンCortex-M の基本技術
● 第3章 高性能と低消費電力を両立するためのアーキテクチャ
● 第4章 究極の高速応答を追求したNVIC 割り込みのメカニズム
● 第5章 その他「マイコン」に特化した機能
● 第6章 Cortex-MのOS サポート機能
● 第7章 差がつくポイント…フラッシュ・メモリ速度
★ 第2部 プログラミングの基礎知識
● 第8章 ARM Cortex-M のアーキテクチャ&命令セット
● 第9章 リセット解除からmain 関数起動までの初期化処理
● 第10章 基本機能1…タイマ
● 第11章 基本機能2…ディジタル信号入出力GPIO
● 第12章 基本機能3…シリアル通信
● 第13章 基本機能4…A-D コンバータ
● 第14章 基本機能5…USB 通信
★ 第3部 実際のアーキテクチャ
● 第15章 ターゲットCortex-M マイコンKinetis入門
● 第16章 Cortex-M マイコンの内蔵フラッシュ・メモリ
● 第17章 Cortex-M マイコンの内蔵SRAM
★ 第4部 IoTの重要技術その1 低消費電力化
● 第18章 マイコンの低消費電力化の基本方針
● 第19章 Cortex-M マイコン共通の低消費電力モード
● 第20章 スリープ状態から自動で復帰/移行する仕組み
● 第21章 使えると差がつくマイコン固有ロー・パワー・モード
● 第22章 内部/外部イベントによる低消費電力モードからの復帰
● 第23章 Thumb-2命令セットによる低消費電力化
● 第24章 低消費電力に命令を実行するためのアーキテクチャ
★ 第5部 IoTの重要技術その2 セキュリティ機能
● 第25章 通信の認証などによく使う暗号高速化ユニットCAU
● 第26章 暗号化通信に欠かせない乱数生成器RNG
● 第27章 エラー検出によく使うCRC
● 第28章 侵略行為に対する保護機能…耐タンパー
● 第29章 外部からの盗み見を防ぐためのメモリ保護
★ 第6部 Cortex-Mマイコン入門ボードの使い方
● 第30章 入門用FRDM 基板によるARMマイコン・スタートアップ
★ 目次
★ 第1部 ARM Cortex-Mコア教科書
◎ 世界の定番をひと目で!
● 第1章 ARM マイコンの基礎知識
ARMの中では異色の存在
● 第2章 シンプルを追求した32 ビット・マイコンCortex-M の基本技術
◎ フラッシュ内蔵マイコンへの最適化が重要
● 第3章 高性能と低消費電力を両立するためのアーキテクチャ
◎ C 記述が可能なベクタ・テーブルでシンプル
● 第4章 究極の高速応答を追求したNVIC 割り込みのメカニズム
◎ 全プログラムをC で記述できる仕組み ほか
● 第5章 その他「マイコン」に特化した機能
◎ IoT 時代はますます求められる
● 第6章 Cortex-MのOS サポート機能
◎ 性能をカリカリに出したいときのヒント
● 第7章 差がつくポイント…フラッシュ・メモリ速度
★ 第2部 プログラミングの基礎知識
◎ プログラミングの前に整理しておく
● 第8章 ARM Cortex-M のアーキテクチャ&命令セット
◎ つまずきやすいのでじっくり解説
● 第9章 リセット解除からmain 関数起動までの初期化処理
◎ 共通SysTick から各種タイマまで整理して解説
● 第10章 基本機能1…タイマ
◎ 必ず使う基本中の基本
● 第11章 基本機能2…ディジタル信号入出力GPIO
◎ ずっと使えるUART通信入門
● 第12章 基本機能3…シリアル通信
◎ 複雑になりがち…センシングに重要なアナログ信号の取り込み
● 第13章 基本機能4…A-D コンバータ
◎ プロトコルとモジュールの仕組みを基本から
● 第14章 基本機能5…USB 通信
★ 第3部 実際のアーキテクチャ
◎ 定番ARMコア×老舗モトローラから続くテクノロジで安心
● 第15章 ターゲットCortex-M マイコンKinetis入門
◎ アクセス速度/書き換え回数対策にキャッシュ&独自フレックス・メモリ
● 第16章 Cortex-M マイコンの内蔵フラッシュ・メモリ
◎ 高性能処理には内部アーキテクチャの理解が欠かせない
● 第17章 Cortex-M マイコンの内蔵SRAM
★ 第4部 IoTの重要技術その1 低消費電力化
◎ まずは半導体目線で見てみる
● 第18章 マイコンの低消費電力化の基本方針
◎ 各回路ブロックのクロック/ 電源のON/OFFを理解する
● 第19章 Cortex-M マイコン共通の低消費電力モード
◎ アクティブ時間は極力短く
● 第20章 スリープ状態から自動で復帰/移行する仕組み
◎ Kinetis は1μA…メーカの工夫がぎっしり
● 第21章 使えると差がつくマイコン固有ロー・パワー・モード
◎ 意外とややこしいので要注意
● 第22章 内部/外部イベントによる低消費電力モードからの復帰
◎ コード・サイズ最小は消費電力も最小
● 第23章 Thumb-2命令セットによる低消費電力化
◎ CPUやフラッシュ・メモリをできるだけ使わずに済ませる仕組み
● 第24章 低消費電力に命令を実行するためのアーキテクチャ
★ 第5部 IoTの重要技術その2 セキュリティ機能
◎ 通信支援機能 その1
● 第25章 通信の認証などによく使う暗号高速化ユニットCAU
◎ 通信支援機能 その2
● 第26章 暗号化通信に欠かせない乱数生成器RNG
◎ 通信支援機能 その3
● 第27章 エラー検出によく使うCRC
◎ チップ開封などのリバース・エンジニアリング対策
● 第28章 侵略行為に対する保護機能…耐タンパー
◎ バス周りの作り込みはメーカの腕の見せどころ
● 第29章 外部からの盗み見を防ぐためのメモリ保護
★ 第6部 Cortex-Mマイコン入門ボードの使い方
◎ 定番開発環境EWARM&無償SDK でステップ・バイ・ステップに
● 第30章 入門用FRDM 基板によるARMマイコン・スタートアップ
中森 章,桑野 雅彦 共著[ナカモリアキラ クワノマサヒコ キョウチョ]
目次
第1部 ARM Cortex‐Mコア教科書
第2部 プログラミングの基礎知識
第3部 実際のアーキテクチャ
第4部 IoTの重要技術その1 低消費電力化
第5部 IoTの重要技術その2 セキュリティ機能
第6部 Cortex‐Mマイコン入門ボードの使い方
著者等紹介
中森章[ナカモリアキラ]
岡山出身。CPU設計というハード屋の道を歩き始める。CPU設計と並行し、車載関連のSoCを幾つか設計後、約30年の会社生活を終える。現在はマイコン関連の契約社員
桑野雅彦[クワノマサヒコ]
1984年早稲田大学理工学部卒。東京芝浦電気(現東芝)入社。1998年開発・設計を行う個人事業主として独立。現在、パステルマジック代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
30
#感想歌 #短歌 形式 暗号化支援機能と耐タンパー機能の一部NDAです どうやって機能を有効にするかマニュアル読んで勉強しよう 2017/03/04
takam
9
ARM Cortex-Mシリーズについて日本語で最も詳しく書かれている。Cortex-Mマイコンを使ってみようというモチベーションが上がってくる。教科書と題しているものの、前半は教科書的に読めるが、後半は実際に問題に直面した際の参考書的に読むことがよさそうだと思われる。Cortex-Mマイコンは一人で使いこなすには多機能であり、一つ一つの機能も奥が深く使いこなすことは難しいなと思った次第。2020/05/04
むらてつ
3
本の後半はNXPのkinetisの宣伝みたいな感じ.ちょっと期待はずれ.2017/03/20
YKSM
1
ARMマイコンの教科書といいつつ、ちょっと特定の製品にフォーカスしすぎかなあという感があった。2019/11/14
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