内容説明
出来合いのコンピュータ・ボードが安価に入手できるプロトタイピング全盛時代です。「作る」ことはあまり意味がないように思うかもしれません。しかし、今も昔もメーカの使命は、高い性能と信頼性をもつ低コストな製品を実現することです。品質の高い機器を作る力は、(1)デバイスのふるまいをイメージし、(2)信号の電圧や電流の大きさを計算して予測し、(3)製作して測る、という3つの作業を何度も繰り返すことで培われます。本書は、抵抗/コンデンサ/OPアンプという3つのシンプルな部品を素材に、正しい電子回路の設計手法を丁寧に説明します。
目次
第1章 電子回路超入門
第2章 抵抗の基礎
第3章 キャパシタの基礎
第4章 OPアンプの基礎
第5章 フィルタ回路の作り方
演習問題A~Gの解答