内容説明
有限要素法は機械や構造物の解析に広く使用され、近年、3次元解析プログラムとしても多用されている。しかし、3次元解析プログラム全体について詳しく解説した書籍はあまり見かけない。そのため、解析技術を理解し自前でプログラムの改良や開発を行い、解析技術の競争力を向上させることが難しくなっている。本書は、このような背景を考慮して、3次元熱伝導解析についての基本的な理解を深めるとともに、実用的なプログラムを提供することで、個人であっても手軽に3次元熱伝導解析を実用することを念頭においた理論&実践書である。
目次
第1部 3次元熱伝導解析の計算方法(3次元熱伝導の有限要素法;ガウス積分による要素の各種積分 ほか)
第2部 3次元構造の自動メッシュ方法(3次元自動メッシュの基本仕様;2次元断面自動メッシュ方法の詳細 ほか)
第3部 3次元構造の作画方法(3次元作画の基本仕様;構造モデルにおける平行・回転移動の座標変換 ほか)
第4部 収録プログラムの使用法と解析事例(FEM断面データ作成プログラム「SectData」;3次元熱伝導解析プログラム「Therm3D」)
著者等紹介
黒田英夫[クロダヒデオ]
1969年東京大学工学部機械工学科修士課程卒業。1969年三菱重工業(株)入社。以来、名古屋機器製作所および名古屋研究所勤務プラスチック成形関係の設計・研究に従事。2000年6月三菱重工業(株)退社。2000年11月算生会設立
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