内容説明
パワーMOS FETによるスイッチング技術は、電気エネルギー利用の高効率化に寄与していますが、併せて機器の小型化をも追及する高周波スイッチングへの応用では、スイッチング時の過渡的な損失をいかにして減らすかが大きな課題です。答えはソフト・スイッチング技術と呼ばれる方式ですが、本書ではその極みともいえる高効率・低雑音のE級アンプ技術を、実験と試作をとおしてやさしく解説します。
目次
パワーMOS FETスイッチングのあらまし
損失を低減するZCSとZVS、そしてE級アンプ
損失低減の要LCR共振回路
高周波出力のためのインピーダンス変換回路
フェーズ・シフトPWM技術をマスタする
フェーズ・シフトPWMによるZVS可変電源の設計
E級ZVSアンプ設計のあらまし
1MHz・5W E級ZVSアンプの設計
1MHz・300W出力E級アンプの設計
3.5MHz・150WプッシュプルE級アンプの設計
13.56MHzE級150W/500W高周波電源の設計
本書で使用しているパワーMOS FETについて
高周波スイッチング/共振型スイッチング回路に使用するコア
コイルやトランスに使用する巻き線について
著者等紹介
稲葉保[イナバタモツ]
1948年千葉県に生まれる。1968年国立仙台電波高等学校専攻科卒業。1968年第1級無線通信士資格取得。1971年原電子測器(株)入社。1974年同社退社。1976年(株)日本サーキット・デザイン設立。現在同社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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