内容説明
リレー・シーケンス回路は、小規模な制御用途ばかりでなく、本格的な機械・装置制御の分野でも未だに広く使われている。昨今ではCPU内臓のシーケンサへの置き換えが進んでいるとはいえ、ラダー図による制御回路の設計手法は健在。本書では、Windowsパソコン上のGUIによりラダー図を作成し、そのラダー図からPICマイコンのアセンブリ言語プログラムを生成するシーケンス回路コンパイラ「連枝(れんり)」による設計手法を解説する。
目次
第1章 エレクトロニクスによる機械コントロール―マイコンとソフトウェアについての雑感
第2章 シーケンス制御のためのハードウェア―リレー回路とシーケンサとマイコン回路と…
第3章 ラダー図で設計するシーケンス制御の基礎―シーケンサとリレー回路の相違と注意点
第4章 ラダー図で設計するシーケンス制御の実際―パソコン上で動作を確認しながら基本回路を学ぶ
第5章 機械コントロールへの応用―ヒート・カット装置、エスカレータ、エレベータの制御を例にして…
第6章 PICマイコンのハードウェアとソフトウェア―フラッシュ・メモリ内蔵版のPIC 16F84/16F876/16F877
第7章 ラダー図によるPICマイコンのプログラム開発―「連枝」によるPIC用アセンブリ・ソースの生成と回路設計の実際
Appendix Aシーケンス回路コンパイラ「連枝」の使用方法―ラダー図による回路設計から動作シミュレーションまで
Appendix B「連枝」のWebサイト―オプション・ライブラリやハードウェアをサポート
著者等紹介
川原篤生[カワハラトクオ]
1942年生まれ。1967年私立国際基督教大学(物理)卒業。(株)泰工社勤務後、1978年独立。川原強電子研究所を設立、マイコンによる機械制御を専門とし現在にいたる
近藤信幸[コンドウノブユキ]
1942年生まれ。1962年私立高輪高校卒業。(株)泰工社勤務後、1995年独立。現在、技術コンサルタントとして活躍
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