内容説明
従来アナログ回路の独壇場と言われていた高周波回路もDSPの出現で信号系もディジタル化されつつあります。加えてPHSや携帯電話などのディジタル変調系の通信機器が増えるにしたがって、フロントエンドやオーディオ部分を除くとその全てをディジタル回路で実現する通信機の出現も間近だと思われます。比較的高い周波数を扱うフィルタ、周波数変換、変調や復調などDSPの活躍する分野は広がっています。一方DSPの応用分野が広がり、汎用機器に使われるようになると、当然コストダウンという問題が付いて回ります。DSP専用に開発され、速い信号を扱える素子はまだまだ高価です。動作としてはCPUと変わらないDSP処理を汎用のCPUで実現しようとするのは当然の流れでしょう。DSP処理を組み込み機器内でRISC CPUで実現しようという流れは必然的な物でしょう。本書ではこのRISCによるDSP処理、特にフィルタや変復調などの高周波を扱う通信機器での応用を念頭において解説しています。
目次
第1章 DSPで何ができるのか
第2章 ディジタル信号処理の基礎
第3章 DSPによる基礎的信号処理の方法
第4章 DSP(RISC)を使った組み込みディジタル信号処理
第5章 基礎信号処理を組み合わせた処理の例
第6章 処理を行うための補助ツール
著者等紹介
西村芳一[ニシムラヨシカズ]
1954年長崎市生まれ。1977年電気通信大学、応用電子工学科卒業。1977年ソニー株式会社、厚木テクノロジーセンターに勤務。放送用3管、3CCDカメラの開発設計に従事。その他カメラ周辺機器、特殊カメラの開発・設計。1993年タスコ電機(株)入社。1993年タスコ電機(株)長崎R&Dセンター開設。無線機器に対応したデーターモデム、静止画伝送装置等の開発設計に従事。アナログ回路設計、ディジタル回路設計、組み込みソフト開発、ゲートアレー設計等を行う
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